理事長挨拶

SLOGAN
2026年 スローガン
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2026年度理事長 上古 大輔
BELIEF
理事長所信
「はじめに」

 現代社会は、急速な技術革新、価値観の多様化、人口減少、物価上昇、国際情勢の変動など、複合的かつ急激な変化に直面しています。これらの変化は、私たちの生活や経済活動の在り方を大きく変容させ、距離や時間といった制約を減少させる一方で、地域間格差や人材不足、社会的つながりの希薄化といった新たな課題も生み出しています。しかしながら、このような環境の変化は、地域社会の未来を再構築する好機でもあります。
1965年、「次代を担う子どもたちに夢のある素晴らしい郷土を残してやろう」という理念のもと、峰山青年会議所が発足いたしました。都市部から離れた地でありながら、先人たちはそのような状況のなかでも地域の発展に尽力してまいりました。その精神は半世紀を超えた今日においても、京丹後青年会議所の活動理念として受け継がれています。
 私たちは、地域と人々のつながりを大切にし、新しい価値と可能性を生み出す組織を目指します。時代の変化に柔軟に対応し、地域から「必要とされる組織」であり続けるために、果敢に挑戦を重ねてまいります。その運動がやがて地域に持続的な活力をもたらし、将来にわたって希望の灯を絶やさぬ基盤となると考えます。
 変化の時代にあっても、歩みを止めることなく、地域のため、次世代のために挑戦を続けてまいりましょう。行動の積み重ねこそが、このまちの未来を形づくる原動力となると信じて。

「希望溢れるまちを後世に」

 地震や台風、また地球温暖化の影響による豪雨や猛暑などの異常気象が全国各地で増えており、京丹後でも私たちの生活に直結する課題となっています。こうした災害や気候変動に備えるためには、自分の身を守れる防災への姿勢や知識、地域の人々が日頃からつながり合い、助け合える関係を築いておくことが重要となります。今後、異常気象が当たり前になることが予想される中、継続して災害に向き合っていくためにはわたしたち一人ひとりが防災に対する意識を持ち続けることが大切だと考えます。京丹後青年会議所が有する関係諸団体や有識者など幅広いネットワークを活用し、地域全体で災害に対する姿勢を育める環境をつくりましょう。地域の人とともに災害に負けない地域を目指して。
 近年、子どもたちが自然の中で遊んだり、地域の大人と関わったりする機会が減り、生活環境や地域によって体験の差が広がっています。経済状況や地域資源などの違いにより環境によって体験の幅に差があるといった体験格差が生まれ、子どもたちの学びや将来の可能性に影響を与えることが懸念されています。地域での体験は単なる遊びではなく、自然に触れ合う大切さを知り、ふるさとへの愛着を育む貴重な機会となり、地域全体で子どもを育てる意識を持ち、子どもたちが多様な経験を得られる体験をつくることが、京丹後青年会議所の大切な役割であると考えています。体験を通して世代を超え地域の人々と関わりながら多様な学びとなる機会をつくりましょう。子どもたちが未来を生き抜く力を育み、ふるさとを誇りに思える「まち」を目指して。

「地域から必要とされる組織であり続けるために」

 青年会議所の会員数は、人口減少や高齢化、後継者不足など様々な要因により減少傾向にあります。京丹後青年会議所も一定数は維持しているものの、現在はピーク時の半分以下のメンバーで構成されています。これは、かつて地域における青年経済人が地域活動やまちづくりに参画する場は青年会議所など限られた団体が中心であった時代から、様々な組織が活躍する時代へと変化したことも影響しているのかもしれません。
 そのような時代の中でも、地域から必要とされる組織であり続けるためには、地域の人々に組織の価値観や想いに共感していただくことが不可欠です。他から共感してもらえる組織となるには、多様な価値観を持つ仲間同士が互いを尊重し合い、共に成長していく姿勢が重要であり、メンバー同士の交流なくしては実現しないと考えます。日々の交流から育まれる信頼と絆が、やがて外へと広がり共感と信頼を生み出していく、そのような組織となれる関係性を築いていきましょう。
 また、私たちの組織が地域からの共感をさらに広げていくためには、関係諸団体や地域の人々とのつながりを大切にしていきましょう。同じ地域で互いを尊重し共に歩む姿勢が、信頼を育み地域の成長へとつながると考えます。そのために、地域の人々と直接触れ合う交流の機会を設け、内部で育まれた信頼や絆を社会へと広げていきましょう。そうした歩みこそが、組織の価値を開かれたものにし、より多くの共感を生み出す礎となると信じて。

「組織運営と渉外への重要性」

 青年会議所の活動は会員一人ひとりの自主的な取り組みに支えられていますが、組織運営や情報整理、連絡調整、財務管理などの基盤が整っていなければ、活動の質や継続性が損なわれます。運営の仕組みをしっかり構築することで、会員は本来の活動に集中でき、組織全体の信頼性や効率化につながると考えます。しかし、当たり前の業務を抜けなく実施することは、組織の成長に不可欠でありながら容易ではありません。日々の基礎的な業務やルールを確実に実行し、組織全体の信頼性と安定性を高めてまいりましょう。
 また、渉外事業は、組織としての価値観や想いを広く示すだけでなく、他の地域の知見や経験に触れることで、メンバー自身の成長や組織力の向上にもつながると考えます。渉外事業に積極的に参加し、自身の地域を外から見つめ直すことで、視野を広げ、さらなる成長へとつなげていきましょう。 

「結びに」

 私は青年会議所に入会させていただき10年以上たちました。近年では全国的にも青年会議所の在籍年数が少なくなってきている中、長い期間在籍できたのは、日頃から協力してくれている会社や家族はもちろんのこと、今まで暖かな心で育てていただいた先輩諸兄姉の存在が大きかったのだと感じております。自身が受けた恩を、今度は私が暖かな心で後世へと伝えていく時です。メンバー一人ひとりが大きな目標に向かって前向きにChallengeする気持ちを持ち、その実現に向けて日々の中で少しずつTryを重ねていくことが大切だと考えます。失敗を恐れず挑戦を続けるその歩みは、やがて仲間を巻き込み大きな力となって、組織を変え、地域を変えていく原動力となるでしょう。その先に待つ喜びや楽しみを、共に分かち合えるような組織を築いてまいります。
 挑戦の先にある真の楽しみを目指して